2012年1月6日付けの「フロンティアーズ・オブ・ゾーロジー」に水棲UMA、シーサーペントらしきものの写真が公開された。アルゼンチン北西部トゥクマンのタフィで撮影されたもので、撮影者は当初、洪水で流されたアナコンダだと思ったそうだ。だが当地のタフィは高地で、年間を通して気温は21度程度(夏季は平均25度、冬季は平均15度)と涼しい。アナコンダが生息するには気候的にみても厳しい環境にあるのだ。
きっかけは、タフィにある川沿いの道を散歩していたとき、水の流れが奇妙な形になっているのに気づいたことからだった。よく見ると巨大なヘビのようなものがいたので撮ったという。
「これが何なのか、正体はまったくかりません」
と撮影者はコメントしている。
さて、被写体は、やはりアナコンダだったのだろうか。だが、通常アナコンダの体には黒い斑点が目立つが、写真の生物にはこうした特徴が一切見られない。まして木の枝や幹にしては柔らかすぎるように見える。巨大種のウナギという可能性はどうだろう。著名な隠棲動物学者ベルナール・ユーベルマンは、巨大種のウナギは横腹を下にして泳ぐと主張している。だが、この生物はシーサーペント特有の上下に体をくねらせながら泳ぐという特徴を示している。少なくとも、水中のアナコンダがこうした動きを見せることはない。それだけにこの写真は貴重である。
<参考動画。水中を泳ぐアナコンダ(スクリ)。ヘビはこのように体を左右にくねらせながら泳いでゆく。>